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0082
放課後の幸せなひと時
男女共学の高校に在籍していた3年生の5~7月頃の事。
晴れの日の15時過ぎ、黄昏時の校内の光景を眺め、一日の授業が終わった後に得られる解放感は、いつも爽快だった。
この爽快感に加えて、一時の間だけだったが、放課後に、束の間のささやかな楽しみがあった。
スカートの中の覗き見だった。
対象は、同じクラスの女子生徒だった(以下、「Aさん」)。
自分の所属するクラスの男女比は、男子生徒20名、女子生徒18名。
クラス全体の様子は、4月当初から女子生徒たちのグループは、細かく分裂していた。
同じクラスの男子生徒たちの大半が仲良く固まっているのとは対称的だった。
Aさんも例外ではなく、いつも5人の友達と仲良くしていた。
ついでに言うと、私はどちらかというと物静かで大人しい性格だった(イマドキで言う草食系か?)が、休み時間はいつも同じクラスの男子生徒と4人で過ごしていた。
Aさんの男子生徒たちからの評判については、クラス内ではプチマドンナ的な評判はあったものの、それほど話題になるわけでもなかった。
学校全体でも、評判が聞かれるほどAさんは有名ではなかったようだった。
自分にとってAさんは、関わる機会もなく、教室に着いてもクラス内でたまに見かけるだけの存在だった。
Aさんの事は休み時間しか様子を見る事はなかったが、いつも5人で仲良く過ごしていた。
過ごしている様子から、元気で明るくて活発な子という印象だった。
話している時に時々見せる笑みも爽やかで明るく印象的だった。
私は根暗な性格ではなかったが、Aさんとは性格が対照的だと感じていた。
比較的内向的な私と大してAさんは社交的な感じだった。
Aさんの外見は、身長165~170センチくらい。
顔立ちは、松井珠理奈に似ている。
四方八方から見ても、健康的で肉感的な身体だった。
胸は小ぶりな感じで、大きすぎずちょうどいい大きさだった。
サイズはB~Cくらいか?
股下は机の高さよりも数センチ上ある長脚で、太ももが丸出しで、丈が股下から数センチ下に位置しているほど、丈の短いスカート姿だ。
このスカートの短さは校則違反だろと思ったが、注意される事はなかったようだった。
髪は黒色で、束ねず、彼女の脊髄あたりまで伸ばしている。
背からお尻にかけてのくびれは見とれてしまうような美曲線を描いていた。
お尻の丸みはスカートの上からでも分かるほどだった。
このように説明的に言っても稚拙で伝わりにくいと思うが、一言で言うと、長身長脚の美女で、グラマラスという表現が合っている(と個人的に思う)。
今時で言えば、AKBやNKB級の美女といえばイメージがつきやすいだろうか。
教室に入って見かけた時、何となく似ているという印象を持つだけに留まっていた。
Aさんはチア部に所属している。
その事は、始業式後のホームルームで、担任からクラス生徒全員に簡単な自己紹介をさせた時に初めて知った。
Aさんには友達がいるようだった。
いつもクラスでAさんと一緒に居る5人のうちの1人だ(以下、「Bさん」)。
Aさんと同じチア部。
放課後、Aさんはいつも、Bさんと2人で部室に向かっていた。
校内は広く、校舎の建物も多かった。
おまけに、複雑な回路になっていた。
校門に出るには、建物の構造上、3階の渡り廊下を通るようになっていた。
その渡り廊下を通り抜けた先にAさんの部室があった。
この校舎の階段はかなりの急こう配になっていた。
毎回この階段を上がるのは面倒だと思っていた。
それはある日、突然に訪れた。
5月頃だった。
一日の授業が終わり、解散して教室を出る時、先に、AさんとAさんの友達であるBさんの2人が、教室を出て行った。
私も普段クラス内で付き合っている男友達といつものように別れ、しばらくしてから、普通に教室を出た。
普段から何気なく歩いている廊下だ。
前方約5メートル以上先に、AさんとBさんが歩いている。
二人とも部室に向かう途中だ。
Aさんの歩いている後姿をみて、なんていう姿態なんだろうと感動しつつもあらぬ事を若干想像しつつ、歩いていた。
そんな事を思いつつ、3階の渡り廊下に行く途中にあるいつもの階段のところで、「きっかけ」は突然に訪れた。
私が階段を上がろうとする時には、周りには、AさんとBさんと私以外には、誰もいなかった。
普段付き合っている男友達やそのほかの生徒たちもいなかった。
AさんとBさんは階段を上り終えようとするところだった。
階段の一段目に踏み込んで何気に上方を見上げると、Aさんの、あけすけになったスカートの中が視界に入ってきた。
スカートの中から伸びるAさんの長くて肉感的な両脚。
その両脚の間から見える、股間部分の下着のパンツ。
汚れがなく真っ白の布地のパンツだった。
肉厚がわかるほどピッタリしていた。
初めてそれを生で見た時は、衝撃的だった。
興奮も覚えた。
アダルト画像等のスカートの中をみるよりも先に、現物のスカートの中をみてしまった瞬間だった。
どうでもいい事だが、私は、成人雑誌とかアダルト画像とかを、高校を卒業するまでにみた事が一切なかった。
興味がなかったわけではなかったし、性欲も普通にあったし、妄想でマスターベーションをする事だって普通にあった。
でも、とりあえず18歳未満は閲覧禁止のものは見ないというルールを守って過ごしていた。
高校を卒業してからアダルト画像を貪るように閲覧し、スカートの中の画像もその時初めてみた。
でも、画像を見ているだけではいつまでも得られない確かな興奮が、Aさんのスカートの中を初めてみた時にあった。
アダルト画像よりも先に、刺激の強いもの見てしまっていた。
何せ、Aさんの生脚やあの部分が、自分のすぐ目前にあるのだから。
でも、生脚やあの部分を触わりたくても我慢しなければならないのは、画像を見ている時とは比べ物にならないほど辛い事だ。
Aさんのスカートの中を見たあの時、男は女に「感じさせられる」動物である事に、気づかされた。
私自身、Aさんにはその気はないのに、Aさんに「感じさせられた」事を自覚し、恥ずかしくて、顔が紅潮してしまった。
勃起した状態を人前に晒す恥ずかしさではなく、Aさんに「感じさせられた」という別の恥ずかしさで、私の顔は、人知れず、次第に紅潮していった。
今の私は劣情しかない、ただのオスでしかない。
それに対して、前方を歩いているAさんは、性欲も穢れもなく純粋で高みにいるように思えた。
それに対して今こんな気持ちになっている私は汚らわしい男だとAさんの心の中で蔑視されているのだと思うようになった。
そう思われていると思うと、Aさんに何もかも支配されてしまったような感情を持つようになった。
一方で、Aさんには失礼だがここまで理性的な判断を低下させ自分を狂わせるなんて、なんて罪深いまでにえっちな姿態をもった女子生徒なんだろう、存在そのものが罪だという思いもあった。
そして次第に、普段から普通に性欲のあった私はついにAさんのスカートの中や姿態に負けて、徐々にペニスが勃起してしまい、Aさんの生脚やあの部分を触りたい、Aさんを自分のものにしたいと、どうしようもないほど強く思うようになった。
倫理観と理性が、かろうじて暴走を止めたが、正直危なかった。
Aさんのスカートの中を初めてみたあの日は、本当に辛かった。
一度勃起してしまうと、もう自制心が効かず、あとは膨らむところまで膨らんでしまっていた。
ズボンの中で苦しいまでにパンパンに膨らみ切ってしまい、やむなくトイレに行き、大のほうの個室に入り、鎮める事にした。
個室に入ってズボンを下ろし、パンツのなかで押さえつけられていたモノを取り出して、ようやく解放された気分になった。
妄想だけではここまで一回り大きく膨らまない事も、この時に知った。
先端はかつてないほど真っ赤でパンパンに膨れ上がり、すでに我慢汁で亀頭部分はぬちゃぬちゃに濡れて先端を被っている皮もつるんとむけて、カリがむき出しになってしまった。
つるんと剥けた瞬間、カリ部分を刺激して気持ちよかった。
まだ女体を触ってもないのに視覚だけでここまで興奮するものか、この状態でさらに女性を抱くとなるともっと大変な事になってしまうな。
でも、女性を抱ける男性が羨ましいと、個室の中で、誰からも見られていない安心感から、そんなふうに感動もしていた。
もう少しだけ、脳裏に残っているAさんのスカートの中に浸っていたい。
一方で、いい加減にその事を忘れないと下校できないという思いと交錯した。
でも、Aさんのスカートの中が脳裏に強烈に焼き付いて消えず厄介だった。
マスターベーションをしないで時の経過に任せて鎮めるのに、20分ほど掛かっていた。
Aさんのスカートの中を見てしまった日から、Aさんを女として見る意識が芽生えた。
もちろんそれが顔に表れないように、普段は普通に過ごしていた。
また、それゆえに学業が疎かになる事はなかった。
Aさんのあの時の光景をまた見たい。
一日が終わって教室を出る時、その思いは、次第に増すようになっていった。
そしてついに、踏み切った。
5月下旬ごろ、今まで通り校内で過ごしていた。
放課後は、定期的に、掃除の当番が回ってくる。
その日を除けば、Aさんと同じタイミングで教室を出る機会がある。
Aさんのスカートの中を見る機会は、吹き抜けのある風通しの良い渡り廊下のある3階に上がるまでの間だった。
教室を出てから、まだ階段に差し掛かっていない。
まだ覗き見てもいない。
Aさんとその友達のBさんの2人の後ろを歩いているだけだ。
それなのに、胸の高鳴りが次第に早くなり、走った後でもないのに息遣いがごくわずかに荒くなってしまっていた。
この前のAさんのスカートの中をみた時の事を思い出したからだ。
Aさんのスカートの中を見る事に対する期待が高まっていた。
放課後はいつも、生徒たちの声で賑わいが絶えない。
そのような中、日によっては、周りに生徒たちがいるため、諦める事もあった。
でも、日によっては、タイミングよく周りに誰もいない日もあった。
Aさんのスカートの中の光景が見えた日は、いつも、この上ない幸福感でいっぱいだった。
見た後はあまりの興奮から、しばらくの間、興奮状態が冷めなかった。
鼓動も高まったままだ。
二回目以降の覗き見では、やはり初めて見た時ほどの興奮状態にはならなかったものの、やはり刺激が強すぎる。
情けないほどにAさんに「感じてしまい」取り出せばち○ぽもそそりたつほどの興奮状態だった。
高校を卒業してからこの時の事を振り返っても、スカートの中だけでどうしてあれほど興奮できるのかは説明できない。
とはいっても誰のスカートの中でもいいわけでもないし、下着のパンツが見えてもシミとかの汚れの一切ないキレイに洗濯し終わった後のような真っ白な生地のものでなければ興奮できないという一種の確かなこだわりさえあるのだからどうかしてるんじゃないかと自分自身を思ってしまう。
要するに、誰のスカートの中でも、どんなスカートの中でもいいわけではなくてAさんのだからよかった。
Aさんのスカートの中を見た直後は、本能に駆られ、無性に膣に入れたい衝動にかられた、Aさんの膣の中へ。
Aさんが欲しいという衝動にかられた。
それほどまでに狂わせるAさんのスカートの中。
グラマラスなAさんのスカートの中がオナニーのネタになってしまっていた。
もし万が一膣の中に入れてでもしたら亀頭と包皮の間に雑菌が繁殖してそれが尿道に侵入して膀胱炎を引き起こす事まで頭が働かなかったのも、スカートの中をみて脳内が狂ってしまっていたからだ。
そんな事をAさんや周りに知られるのは恥の極みだと思って隠していたし、隠し通せていた。
その事がちょっと自慢だ。
そしてここにひそかに打ち明けている。
Aさんに対する「女」としての印象は、他にもある。①体育の授業を受けていた時の姿。体育の授業は男女別に受ける事になっていた。
球技の授業の時だったが、遠くからしか見る事はなかった。
在籍当時、まだ、女子生徒の体操服の下穿きはブルマの時代だった。
女子生徒によって、上着をブルマの中にしまう生徒や、着丈が長い上着を外に出してブルマが半分見えたりちらと見えたりする格好の生徒もいた。
Aさんも後者の恰好をしていた。
ちらっとみえるブルマ越しの股下がとても刺激的だった。
水泳の授業時の姿。
Aさんの水着姿に、Aさんが普段付き合っている友達が高く評価していた。
放課後、校内で植物とか芝生とかが人工的に造形されている場所にAさんがいた。
そこにある長椅子にBさんと隣同士で座っている。
何もしゃべらずに遠くを眺めるように見て佇んでいる姿には、体育の授業の時に見せたような性的な要素は一切なく、さわやかでとても清純派な感じで、素敵な光景だった。
部活動の最中のAさんを偶然見かけた事もある。
その時はトレーニングウェア姿だった。
練習中に上から誤って落下しても最小の傷で済むように配慮したユニフォームを着ている。
チアのユニフォーム姿になったAさんは、舞台で部員全員と、公式の場でパフォーマンスする時だけ見た事がある。
制服の時とはまた違って、パフォーマンスを含めてAさんのすべてに吸い込まれそうだった。
しかし、ついに発覚してしまった。
7月ごろ、校内でいつものようにAさんのスカートの中を誰にも気づかれる事なく堪能していた。
ただこの日は、いつもと違った。
階段を上がっている最中だった。
Bさんから言った。
「いつもスカートの中、見られていてもいいの?」
ついに気付かれてしまった。
そう思った。
しかしその時、Aさんの意外な応えを聞き知ってしまった。
「○君だったらいいよ」
その一言は、いろんな感情を引き起こした。
私が見ていた事に前から気づいていたのは伝わった。
そして当然に拒絶し、手でスカートを押さえ、中を片手で隠すだろうとも思っていた。
でも隠すそぶりもしなかった。
スカートの中から伸びる両脚と、その間から見えるあの部分。
いつもの真っ白な布地がフィットしたあの部分があけっぴろげになったまま、階段を上がっていた。
見るならしっかりみなよと言っているように思えた。
この一部始終にさらに興奮した。
倫理観と理性でかろうじて抑えていた劣情がドバーッと全開になってしまった。
もっと近くでみたい、冷たい目で変態と言われてもいいから心行くまでAさんのスカートの中をすぐ近くでみたい!心から強くそう思ってしまった。
なぜそう思ってしまうのかはわからなかった。
とにかく魔性の一言だった。
その一方で、まるでAさんに全てを受け入れられているかのような錯覚に陥った。
このようないろんな感情が脳内で暴走する興奮状態は初めてだった。
彼氏彼女の関係でもないのに非日常的な空間でいわゆるパンチラを許してもらえる。
しかも対象としている女の子から直々に許しが下りる事がどれほど強い刺激を引き起こす事か!
実際に彼氏彼女の関係に発展してしまうと、互いに気心が知れているから、同じような非日常的なシチュエーションであっても、それほど興奮はしない。
この異常な興奮状態は第三者からみれば劣情としかいいようがないのは認めざるをえない。
この興奮状態は、まだ相手と仲良くなる前の関係だからこそ起きる、ある意味で特殊なものだ。
とにかくこの異常なまでのどうしようもない興奮状態を鎮めるために、3階に上がりきった時に、個室のトイレでしばらく過ごしていた。
心身ともに鎮まるまで、また時間がかかった。
同級生の女子生徒の全てではないものの、ここまで性的に強い刺激を引き起こす女の子はそう滅多にいるものではないと思った。
その意味で、女性という生き物は罪深いと思ったし、ちょっと怖い存在だと思った(その気になればつるしあげる事ができるから)。
鎮まってから3階のいつもの渡り廊下を通り過ぎ、Aさんの部室を通りすがる時だった。
部室のほうから会話をする声が聞こえた。
物音などから察してAさんとBさんの2人だけのようだ。
更衣中のようだ。
「図々しいにもほどがあるんじゃない?」
Bさんが言った。
さっきの覗き見の事かと察して続きを聞く事にした。
Aさんは
「前から見られてたのは気付いてた」
と言った。
私の名前を言った上で見ていいよと言ったくらいだから、気付いていたけど黙っていただけなのはわかった。
でも敢えてAさんがはっきりそう言ったのを聞いてしまった。
「いつまで続けるんだろ。しつこいなら本格的に訴えた方がいいんじゃない」
彼女らが着替えを終えて部室から出ようとする頃だった。
気まずくなり、その場を去るように校門に向かった。
部室での一部始終をきいて、彼女らから諭されたと受け止める事にした。
この日の事があってから放課後のささやかな楽しみだったAさんのスカートの中の覗き見は心から反省し辞めた。
その後、AさんやBさん、彼女らの友達から、この件でクラス内で変な目で見られたり報復されたりする事はなかった。
校内でもこの件が広まる事はなかった。
高校を卒業した後も、この件が原因でしっぺ返しを受けたと思える仕打ちをうけた事はない。
実質的に無罪放免かと思っている。
AさんやBさんとは気心の知れている間柄ではない。
だからこそ、覗き見は当然許されるはずはない。
これが通常の倫理観であり理性というものだと思っている。
それなのに、Aさんのスカートの中に興奮し、さらに、あなただったら見てもいいよと言ったAさんのあの時の一言に興奮した事が記憶に刻まれている。
あのシチュエーションとはいえあれが年頃の女子生徒の実態なのだろうか、と。
少なくとも私にとってあの2ヶ月間の覗き見の件は、年頃といえば半数くらいの男子生徒は野蛮であり女子生徒は例外なくみな淑女で性に関する話題をする事はないと思っていただけに、そのイメージが崩された出来事でもあった。
夏休みに入り、事を起こす事なく、普通の高校生3年生として夏休みを過ごした。
夏休みが明けてからも平穏に過ごす事ができた。
そして3月、何事もなく高校を卒業した。
男女共学の高校に在籍していた3年生の5~7月頃の事。
晴れの日の15時過ぎ、黄昏時の校内の光景を眺め、一日の授業が終わった後に得られる解放感は、いつも爽快だった。
この爽快感に加えて、一時の間だけだったが、放課後に、束の間のささやかな楽しみがあった。
スカートの中の覗き見だった。
対象は、同じクラスの女子生徒だった(以下、「Aさん」)。
自分の所属するクラスの男女比は、男子生徒20名、女子生徒18名。
クラス全体の様子は、4月当初から女子生徒たちのグループは、細かく分裂していた。
同じクラスの男子生徒たちの大半が仲良く固まっているのとは対称的だった。
Aさんも例外ではなく、いつも5人の友達と仲良くしていた。
ついでに言うと、私はどちらかというと物静かで大人しい性格だった(イマドキで言う草食系か?)が、休み時間はいつも同じクラスの男子生徒と4人で過ごしていた。
Aさんの男子生徒たちからの評判については、クラス内ではプチマドンナ的な評判はあったものの、それほど話題になるわけでもなかった。
学校全体でも、評判が聞かれるほどAさんは有名ではなかったようだった。
自分にとってAさんは、関わる機会もなく、教室に着いてもクラス内でたまに見かけるだけの存在だった。
Aさんの事は休み時間しか様子を見る事はなかったが、いつも5人で仲良く過ごしていた。
過ごしている様子から、元気で明るくて活発な子という印象だった。
話している時に時々見せる笑みも爽やかで明るく印象的だった。
私は根暗な性格ではなかったが、Aさんとは性格が対照的だと感じていた。
比較的内向的な私と大してAさんは社交的な感じだった。
Aさんの外見は、身長165~170センチくらい。
顔立ちは、松井珠理奈に似ている。
四方八方から見ても、健康的で肉感的な身体だった。
胸は小ぶりな感じで、大きすぎずちょうどいい大きさだった。
サイズはB~Cくらいか?
股下は机の高さよりも数センチ上ある長脚で、太ももが丸出しで、丈が股下から数センチ下に位置しているほど、丈の短いスカート姿だ。
このスカートの短さは校則違反だろと思ったが、注意される事はなかったようだった。
髪は黒色で、束ねず、彼女の脊髄あたりまで伸ばしている。
背からお尻にかけてのくびれは見とれてしまうような美曲線を描いていた。
お尻の丸みはスカートの上からでも分かるほどだった。
このように説明的に言っても稚拙で伝わりにくいと思うが、一言で言うと、長身長脚の美女で、グラマラスという表現が合っている(と個人的に思う)。
今時で言えば、AKBやNKB級の美女といえばイメージがつきやすいだろうか。
教室に入って見かけた時、何となく似ているという印象を持つだけに留まっていた。
Aさんはチア部に所属している。
その事は、始業式後のホームルームで、担任からクラス生徒全員に簡単な自己紹介をさせた時に初めて知った。
Aさんには友達がいるようだった。
いつもクラスでAさんと一緒に居る5人のうちの1人だ(以下、「Bさん」)。
Aさんと同じチア部。
放課後、Aさんはいつも、Bさんと2人で部室に向かっていた。
校内は広く、校舎の建物も多かった。
おまけに、複雑な回路になっていた。
校門に出るには、建物の構造上、3階の渡り廊下を通るようになっていた。
その渡り廊下を通り抜けた先にAさんの部室があった。
この校舎の階段はかなりの急こう配になっていた。
毎回この階段を上がるのは面倒だと思っていた。
それはある日、突然に訪れた。
5月頃だった。
一日の授業が終わり、解散して教室を出る時、先に、AさんとAさんの友達であるBさんの2人が、教室を出て行った。
私も普段クラス内で付き合っている男友達といつものように別れ、しばらくしてから、普通に教室を出た。
普段から何気なく歩いている廊下だ。
前方約5メートル以上先に、AさんとBさんが歩いている。
二人とも部室に向かう途中だ。
Aさんの歩いている後姿をみて、なんていう姿態なんだろうと感動しつつもあらぬ事を若干想像しつつ、歩いていた。
そんな事を思いつつ、3階の渡り廊下に行く途中にあるいつもの階段のところで、「きっかけ」は突然に訪れた。
私が階段を上がろうとする時には、周りには、AさんとBさんと私以外には、誰もいなかった。
普段付き合っている男友達やそのほかの生徒たちもいなかった。
AさんとBさんは階段を上り終えようとするところだった。
階段の一段目に踏み込んで何気に上方を見上げると、Aさんの、あけすけになったスカートの中が視界に入ってきた。
スカートの中から伸びるAさんの長くて肉感的な両脚。
その両脚の間から見える、股間部分の下着のパンツ。
汚れがなく真っ白の布地のパンツだった。
肉厚がわかるほどピッタリしていた。
初めてそれを生で見た時は、衝撃的だった。
興奮も覚えた。
アダルト画像等のスカートの中をみるよりも先に、現物のスカートの中をみてしまった瞬間だった。
どうでもいい事だが、私は、成人雑誌とかアダルト画像とかを、高校を卒業するまでにみた事が一切なかった。
興味がなかったわけではなかったし、性欲も普通にあったし、妄想でマスターベーションをする事だって普通にあった。
でも、とりあえず18歳未満は閲覧禁止のものは見ないというルールを守って過ごしていた。
高校を卒業してからアダルト画像を貪るように閲覧し、スカートの中の画像もその時初めてみた。
でも、画像を見ているだけではいつまでも得られない確かな興奮が、Aさんのスカートの中を初めてみた時にあった。
アダルト画像よりも先に、刺激の強いもの見てしまっていた。
何せ、Aさんの生脚やあの部分が、自分のすぐ目前にあるのだから。
でも、生脚やあの部分を触わりたくても我慢しなければならないのは、画像を見ている時とは比べ物にならないほど辛い事だ。
Aさんのスカートの中を見たあの時、男は女に「感じさせられる」動物である事に、気づかされた。
私自身、Aさんにはその気はないのに、Aさんに「感じさせられた」事を自覚し、恥ずかしくて、顔が紅潮してしまった。
勃起した状態を人前に晒す恥ずかしさではなく、Aさんに「感じさせられた」という別の恥ずかしさで、私の顔は、人知れず、次第に紅潮していった。
今の私は劣情しかない、ただのオスでしかない。
それに対して、前方を歩いているAさんは、性欲も穢れもなく純粋で高みにいるように思えた。
それに対して今こんな気持ちになっている私は汚らわしい男だとAさんの心の中で蔑視されているのだと思うようになった。
そう思われていると思うと、Aさんに何もかも支配されてしまったような感情を持つようになった。
一方で、Aさんには失礼だがここまで理性的な判断を低下させ自分を狂わせるなんて、なんて罪深いまでにえっちな姿態をもった女子生徒なんだろう、存在そのものが罪だという思いもあった。
そして次第に、普段から普通に性欲のあった私はついにAさんのスカートの中や姿態に負けて、徐々にペニスが勃起してしまい、Aさんの生脚やあの部分を触りたい、Aさんを自分のものにしたいと、どうしようもないほど強く思うようになった。
倫理観と理性が、かろうじて暴走を止めたが、正直危なかった。
Aさんのスカートの中を初めてみたあの日は、本当に辛かった。
一度勃起してしまうと、もう自制心が効かず、あとは膨らむところまで膨らんでしまっていた。
ズボンの中で苦しいまでにパンパンに膨らみ切ってしまい、やむなくトイレに行き、大のほうの個室に入り、鎮める事にした。
個室に入ってズボンを下ろし、パンツのなかで押さえつけられていたモノを取り出して、ようやく解放された気分になった。
妄想だけではここまで一回り大きく膨らまない事も、この時に知った。
先端はかつてないほど真っ赤でパンパンに膨れ上がり、すでに我慢汁で亀頭部分はぬちゃぬちゃに濡れて先端を被っている皮もつるんとむけて、カリがむき出しになってしまった。
つるんと剥けた瞬間、カリ部分を刺激して気持ちよかった。
まだ女体を触ってもないのに視覚だけでここまで興奮するものか、この状態でさらに女性を抱くとなるともっと大変な事になってしまうな。
でも、女性を抱ける男性が羨ましいと、個室の中で、誰からも見られていない安心感から、そんなふうに感動もしていた。
もう少しだけ、脳裏に残っているAさんのスカートの中に浸っていたい。
一方で、いい加減にその事を忘れないと下校できないという思いと交錯した。
でも、Aさんのスカートの中が脳裏に強烈に焼き付いて消えず厄介だった。
マスターベーションをしないで時の経過に任せて鎮めるのに、20分ほど掛かっていた。
Aさんのスカートの中を見てしまった日から、Aさんを女として見る意識が芽生えた。
もちろんそれが顔に表れないように、普段は普通に過ごしていた。
また、それゆえに学業が疎かになる事はなかった。
Aさんのあの時の光景をまた見たい。
一日が終わって教室を出る時、その思いは、次第に増すようになっていった。
そしてついに、踏み切った。
5月下旬ごろ、今まで通り校内で過ごしていた。
放課後は、定期的に、掃除の当番が回ってくる。
その日を除けば、Aさんと同じタイミングで教室を出る機会がある。
Aさんのスカートの中を見る機会は、吹き抜けのある風通しの良い渡り廊下のある3階に上がるまでの間だった。
教室を出てから、まだ階段に差し掛かっていない。
まだ覗き見てもいない。
Aさんとその友達のBさんの2人の後ろを歩いているだけだ。
それなのに、胸の高鳴りが次第に早くなり、走った後でもないのに息遣いがごくわずかに荒くなってしまっていた。
この前のAさんのスカートの中をみた時の事を思い出したからだ。
Aさんのスカートの中を見る事に対する期待が高まっていた。
放課後はいつも、生徒たちの声で賑わいが絶えない。
そのような中、日によっては、周りに生徒たちがいるため、諦める事もあった。
でも、日によっては、タイミングよく周りに誰もいない日もあった。
Aさんのスカートの中の光景が見えた日は、いつも、この上ない幸福感でいっぱいだった。
見た後はあまりの興奮から、しばらくの間、興奮状態が冷めなかった。
鼓動も高まったままだ。
二回目以降の覗き見では、やはり初めて見た時ほどの興奮状態にはならなかったものの、やはり刺激が強すぎる。
情けないほどにAさんに「感じてしまい」取り出せばち○ぽもそそりたつほどの興奮状態だった。
高校を卒業してからこの時の事を振り返っても、スカートの中だけでどうしてあれほど興奮できるのかは説明できない。
とはいっても誰のスカートの中でもいいわけでもないし、下着のパンツが見えてもシミとかの汚れの一切ないキレイに洗濯し終わった後のような真っ白な生地のものでなければ興奮できないという一種の確かなこだわりさえあるのだからどうかしてるんじゃないかと自分自身を思ってしまう。
要するに、誰のスカートの中でも、どんなスカートの中でもいいわけではなくてAさんのだからよかった。
Aさんのスカートの中を見た直後は、本能に駆られ、無性に膣に入れたい衝動にかられた、Aさんの膣の中へ。
Aさんが欲しいという衝動にかられた。
それほどまでに狂わせるAさんのスカートの中。
グラマラスなAさんのスカートの中がオナニーのネタになってしまっていた。
もし万が一膣の中に入れてでもしたら亀頭と包皮の間に雑菌が繁殖してそれが尿道に侵入して膀胱炎を引き起こす事まで頭が働かなかったのも、スカートの中をみて脳内が狂ってしまっていたからだ。
そんな事をAさんや周りに知られるのは恥の極みだと思って隠していたし、隠し通せていた。
その事がちょっと自慢だ。
そしてここにひそかに打ち明けている。
Aさんに対する「女」としての印象は、他にもある。①体育の授業を受けていた時の姿。体育の授業は男女別に受ける事になっていた。
球技の授業の時だったが、遠くからしか見る事はなかった。
在籍当時、まだ、女子生徒の体操服の下穿きはブルマの時代だった。
女子生徒によって、上着をブルマの中にしまう生徒や、着丈が長い上着を外に出してブルマが半分見えたりちらと見えたりする格好の生徒もいた。
Aさんも後者の恰好をしていた。
ちらっとみえるブルマ越しの股下がとても刺激的だった。
水泳の授業時の姿。
Aさんの水着姿に、Aさんが普段付き合っている友達が高く評価していた。
放課後、校内で植物とか芝生とかが人工的に造形されている場所にAさんがいた。
そこにある長椅子にBさんと隣同士で座っている。
何もしゃべらずに遠くを眺めるように見て佇んでいる姿には、体育の授業の時に見せたような性的な要素は一切なく、さわやかでとても清純派な感じで、素敵な光景だった。
部活動の最中のAさんを偶然見かけた事もある。
その時はトレーニングウェア姿だった。
練習中に上から誤って落下しても最小の傷で済むように配慮したユニフォームを着ている。
チアのユニフォーム姿になったAさんは、舞台で部員全員と、公式の場でパフォーマンスする時だけ見た事がある。
制服の時とはまた違って、パフォーマンスを含めてAさんのすべてに吸い込まれそうだった。
しかし、ついに発覚してしまった。
7月ごろ、校内でいつものようにAさんのスカートの中を誰にも気づかれる事なく堪能していた。
ただこの日は、いつもと違った。
階段を上がっている最中だった。
Bさんから言った。
「いつもスカートの中、見られていてもいいの?」
ついに気付かれてしまった。
そう思った。
しかしその時、Aさんの意外な応えを聞き知ってしまった。
「○君だったらいいよ」
その一言は、いろんな感情を引き起こした。
私が見ていた事に前から気づいていたのは伝わった。
そして当然に拒絶し、手でスカートを押さえ、中を片手で隠すだろうとも思っていた。
でも隠すそぶりもしなかった。
スカートの中から伸びる両脚と、その間から見えるあの部分。
いつもの真っ白な布地がフィットしたあの部分があけっぴろげになったまま、階段を上がっていた。
見るならしっかりみなよと言っているように思えた。
この一部始終にさらに興奮した。
倫理観と理性でかろうじて抑えていた劣情がドバーッと全開になってしまった。
もっと近くでみたい、冷たい目で変態と言われてもいいから心行くまでAさんのスカートの中をすぐ近くでみたい!心から強くそう思ってしまった。
なぜそう思ってしまうのかはわからなかった。
とにかく魔性の一言だった。
その一方で、まるでAさんに全てを受け入れられているかのような錯覚に陥った。
このようないろんな感情が脳内で暴走する興奮状態は初めてだった。
彼氏彼女の関係でもないのに非日常的な空間でいわゆるパンチラを許してもらえる。
しかも対象としている女の子から直々に許しが下りる事がどれほど強い刺激を引き起こす事か!
実際に彼氏彼女の関係に発展してしまうと、互いに気心が知れているから、同じような非日常的なシチュエーションであっても、それほど興奮はしない。
この異常な興奮状態は第三者からみれば劣情としかいいようがないのは認めざるをえない。
この興奮状態は、まだ相手と仲良くなる前の関係だからこそ起きる、ある意味で特殊なものだ。
とにかくこの異常なまでのどうしようもない興奮状態を鎮めるために、3階に上がりきった時に、個室のトイレでしばらく過ごしていた。
心身ともに鎮まるまで、また時間がかかった。
同級生の女子生徒の全てではないものの、ここまで性的に強い刺激を引き起こす女の子はそう滅多にいるものではないと思った。
その意味で、女性という生き物は罪深いと思ったし、ちょっと怖い存在だと思った(その気になればつるしあげる事ができるから)。
鎮まってから3階のいつもの渡り廊下を通り過ぎ、Aさんの部室を通りすがる時だった。
部室のほうから会話をする声が聞こえた。
物音などから察してAさんとBさんの2人だけのようだ。
更衣中のようだ。
「図々しいにもほどがあるんじゃない?」
Bさんが言った。
さっきの覗き見の事かと察して続きを聞く事にした。
Aさんは
「前から見られてたのは気付いてた」
と言った。
私の名前を言った上で見ていいよと言ったくらいだから、気付いていたけど黙っていただけなのはわかった。
でも敢えてAさんがはっきりそう言ったのを聞いてしまった。
「いつまで続けるんだろ。しつこいなら本格的に訴えた方がいいんじゃない」
彼女らが着替えを終えて部室から出ようとする頃だった。
気まずくなり、その場を去るように校門に向かった。
部室での一部始終をきいて、彼女らから諭されたと受け止める事にした。
この日の事があってから放課後のささやかな楽しみだったAさんのスカートの中の覗き見は心から反省し辞めた。
その後、AさんやBさん、彼女らの友達から、この件でクラス内で変な目で見られたり報復されたりする事はなかった。
校内でもこの件が広まる事はなかった。
高校を卒業した後も、この件が原因でしっぺ返しを受けたと思える仕打ちをうけた事はない。
実質的に無罪放免かと思っている。
AさんやBさんとは気心の知れている間柄ではない。
だからこそ、覗き見は当然許されるはずはない。
これが通常の倫理観であり理性というものだと思っている。
それなのに、Aさんのスカートの中に興奮し、さらに、あなただったら見てもいいよと言ったAさんのあの時の一言に興奮した事が記憶に刻まれている。
あのシチュエーションとはいえあれが年頃の女子生徒の実態なのだろうか、と。
少なくとも私にとってあの2ヶ月間の覗き見の件は、年頃といえば半数くらいの男子生徒は野蛮であり女子生徒は例外なくみな淑女で性に関する話題をする事はないと思っていただけに、そのイメージが崩された出来事でもあった。
夏休みに入り、事を起こす事なく、普通の高校生3年生として夏休みを過ごした。
夏休みが明けてからも平穏に過ごす事ができた。
そして3月、何事もなく高校を卒業した。